長すぎる辞書作りの話に触れて -緊急事態宣言10日目-

「舟を編む」を見た

5年ぐらい前に小説で読んで、どんな話かは覚えていたけれど、映画もすてきで、「おー働いてるなー」という、これまで当たり前だった「オフィスで働く」「誰かと働く」ということをより強く実感しながら見られた部分もあるから、このタイミングで見られてよかったのかもしれない。

改めて映画で作品に触れ、志や夢が叶うかどうか、報われるかどうかも大事だが、結局それは一瞬の出来事で、それよりも遥かに長い過程を楽しめるかどうかで、人生の充実度は変わってくるなあと思った。

結果が出る瞬間は一瞬だけど、過程を楽しむことが出来たら、一瞬の喜びにも勝る幸福が続くような気がした。

結果が出ないと報われない、報われないから不幸なのではなく、結果に向かって前進していると感じる過程があることが何より幸せでありがたいことなんだと、この自粛期間だからこそ強く思う。

かといって、自粛期間でも、前進を感じられることは溢れてる。

休んで疲労回復するのも前進、情報収集も、部屋の掃除をするのも、断捨離するのも、進んでいないようで、1mmでもいいから成長したり、前に進む過程の中に自分がいると思うし、決してマイナスに進んでるわけではないということを認識して、あまりふさぎ込みすぎないように過ごしたい。