意外と早く流れる時間と2つのリラックス要素 -緊急事態宣言2日目-

なんとなく、2日やってみて在宅の空気を掴んだ気がする。

 


とりあえず、今言えるのは、思ったほど暇にはならず、いくらでも仕事を探せば見つかるし、できることはどこかに転がっていて、ちょろっと終えられると思ったことが案外時間かかったりして、結局気づけば日が暮れるということ。

今日は、時間見つけて「うちで踊ろう」をやろうと思ったけれど、1分もやらなかった。「時間がないからやらない」という最もポピュラーで汎用性が高い言い訳は、この状況においても威力を保っている。

この時期だからこそ、普段は時間がなくてできないと思っていることをやろうと僕も思っているし、そう感じている人は多いだろうけれど、もはやこのタイミングにおいてもやらないことは自分がそんなにやりたくないことなんじゃないかなあとまで思ってしまう。

 


とはいいつつ、これはポジティブな捉え方もできる。

当初、明日から出勤しなくなると考えると、超暇になって、暇になった結果、よからぬ被害妄想ばっかりになって、被害妄想のスパイラルに陥り、精神的に崩壊するんじゃないかと、割と現実的なものとして心配をしていた。

しかし、誰かしらが僕に仕事の連絡をしてくれたり、誰かの仕事に首を突っ込んだりで、結局今日は、11時ぐらいから仕事の作業を始めて、16時には切り上げ用と思っていたが、結局、無理矢理「暗くなったし今日は営業終了にして星野源と遊ぶ」とメンバーに伝えて仕事を18時半ぐらいに切り上げた。

これは、つまるところ、普段と同じように、遊びたいならちゃんと1日のスケジュールに遊びの予定を入れないとズルズルと他のことに取られちゃうよと捉えられて、とてもポジティブなことなんじゃないかなと思う。

やりたいことが一つしかないと、結局いつでもできてしまって、だらっと過ごして終わっちゃうけれど、仕事もプライベートも楽しもうとしたら、「今日はこの映画を見るぞ」と決めていかないといけない。普段も「朝イチで映画館に行かないといけないから明日は早起きしよう」とか、「朝起きてサッカー見たいから夜のうちに明日の弁当作っておくか」など、見たいもの、やりたいことが多いと、遊びにも計画が必要になる。

 


緊急事態宣言になって、無制限にいつでも遊べるかというとそうでもないので、それはそれで普段と同じような時間の意識で生きられそうなのはよかったかもしれない。あまりにもダラーっとしちゃうと結局、本当にやりたいことはできなくなってしまう。ある程度リミットがあったほうが実現しやすい。

 

 

 

あとは、いつもと違う集中の要素に、昨日は誰にも話しかけられず、作業が途切れないことに気づいたが、

今日は集中に加え、精神的なリラックスの要素にも気づいた。

 


1つ目は、聴覚的なリラクゼーション。

朝はJ-WAVEをかけて、世の中の空気に触れながら作業をして、昼食以降はSpotifyのプレイリストで、「JAZZ for Study」と「Peaceful Piano」をかけて作業をした。今は「Lo-Fi Beats」というプレイリストをかけている。

意外とラジオを聴きながらの作業も、単純作業だと特に集中ができた。暗記などの勉強だと集中の妨げになりそうだが、案外悪くなかった。Spotifyに「Work From Home」という在宅する人向けっぽいプレイリストもあったが、普通のポップミュージックのプレイリストっぽかったので、うるさくてすぐに他のプレイリストに変えた。

意外と心地よい楽器の音が流れているとリラックスして、いい気分で仕事ができた。

 


もう一つは、時間帯。

昼出勤で夜の23時ぐらいに家に着く生活を普段はしているため、

少し一般的な勤務形態よりも後ろ倒しになっている。

在宅で午前中から仕事をして、暗くなってきたころに、そろそろやめようといって切り上げるのは、とても原始的な働き方で、案外体にもいいんじゃないかなと思い始めている。

普段はとても明るい部屋の中で19時や20時の時間を過ごすので、夕暮れから暗くなっていく感覚が新鮮だし、地球のリズムを感じる。

僕の部屋のメインの電球は、丸型で、取り替え方が分からず、そもそも複雑そうだから、説明受けて電気屋に行って、電気屋で電球の形状を説明して、帰宅して取り付けようとするけどうまく取り付けられないし、そもそもそれを実行するための脚立がないからそもそも無理という理由で、1年9ヶ月ぐらいメインの電球を使わず、IKEAの読書灯、IKEAの間接照明、廊下の電気の灯りのおこぼれ、ロフトの電気の灯りのおこぼれ、窓からの自然光という構成で光を取り入れている。夜の時間帯は家にいないことの方が多いし、深夜に帰ってきたら睡眠導入のために間接照明にした方がいいから、かえってしっくりきていた。

この状況でも、部屋の電気をつけないと、外の明るさに合わせた生活が出来るので、かなり健康的だと思う。

暗くなってきたし、終わりにするかっていうのは、人類の歴史の大半のワークスタイルだから、とても自然だと思う。

 


そもそも、不自然な環境破壊によって、野生動物と接触をすることで、これまで人間が抗体を持っていなかったウイルスに接するような開発の仕方が今回の事態を招いた一因とする見方があるのなら、いっそのこと、自然回帰の一環として、夜の電気を制限するのもいいんじゃないかなと結構本気で思い始めてきた。体にも地球にもいい。少なくとも僕は間接照明と読書灯だけで過ごす。廊下とロフトの電気も極力使わない。

 


ということで、しずかなJAZZやピアノなど、リラクゼーション系の音楽をかけながら仕事ができる心地よさと、電気に頼らず、自然光に自分の生活リズムやワークスタイルを合わせる大事さを学んだ1日になった。

 


Hayato