パッとしない朝に一杯のコーヒーとSay Sue Me -緊急事態宣言46日目-
朝からパッとしない天気で、洗濯物を干せるかな?と思って外に出したら雨が降ってきて、また家の中に戻して、買い物に出かけたら晴れてきて、洗濯物を干しておけばよかったなと思うぱっとしない天気だった。
結局、午前中で終わらせようとした作業もすぐには終わらず、ランニングに出ようと思ったけど、もう疲れてそれどころではなくなったパッとしない日だった。
そんなパッとしない気分に寄り添ってくれる音楽が僕は好きだ。
パッとしてる日なんて生きていてそうそうないように思うし、ハレの日を寄り添うドラマチックな音楽もいいけれど、日常に寄り添って毎日を支えてくれる音楽はハレの日に聴くドラマチックな音楽と同じぐらいに価値があると感じている。
今日はどんよりした気分の中、Say Sue Meの「Where We Were Together」を聴いていた。
Say Sue Meは韓国のインディロックのバンドで、たまたまSpotifyが教えてくれたお気に入りのバンドだ。
このアルバムは全編英詞で、やる気満々ではなく、ちょっとモヤっとした気分で朝起きて、モヤッとしながら午前中を過ごしている自分の気分に程良い距離感で接してくれるアルバムだと感じている。
「がんばれ」と無責任に応援されるよりも、そっと一杯コーヒーを入れてくれるようなやさしさに心が温まる日が人生にはある。
そんな朝に、そっとSay Sue Meのラウド過ぎない美しいメロディと柔らかいギターが響くやさしいバンドサウンドと、透明感のあるボーカルが、身体に染み込んでくる。
パッとしない天気のパッとしない一日の初めに、一杯のコーヒーとSay Sue Meの音を。