JAPAN JAMに行ってみた
2019年5月5日。
2年ぶりに蘇我駅に降り立ち、
JAPAN JAMへ。
今回は正直、JAPAN JAM翌日からの勤務ということで、ちゃんと出勤できるか心配はあったが、むしろ、初出勤が終わって、2日目の朝の方が辛く、生まれて初めてGoogleで「死にたい」と検索している自分がいた。
「死にたい」はもはや検索ではない。
正気ではないが、なんとかまだ死なずに呼吸をし、白目を向いた目の中のギリギリの黒目で画面を捉えながらキーボードを叩いている。
さて、そんなギリギリの状態ではあるが、今年のGWの僕のハイライトである、JAPAN JAM 2019をここで振り返っておきたい。
「フェスって行ったことないけど、実際楽しいの?」と思っている方や、各地でフェスを楽しんだ方、JAPAN JAMにはまだ行ったことのない方に様子が伝わり「JAPAN JAM行った人に比べて私のGWはなんてクソだったんだろう」と思っていただければ書き手冥利に尽きる。
今年のJAPAN JAMは3年目の蘇我スポーツ公園での開催。都心からのアクセスもよく、今年はトリの終演時刻が19時30分ということもあり、GW春フェス屈指の参加しやすさがある。
なお、さいたまスーパーアリーナでは今年も「VIVA LA ROCK」が開催されていたが、今年は「ダイブ」「モッシュ」が解禁されたらしい。
参加した友人の話を聞く限り、若干去年とは様子が違ったのかなとも思う。
ただし、VIVA LA ROCKはさいたまスーパーアリーナの客席に座ってステージを眺めることもできるので、座ってみたい人も楽しめるフェスではある。
そんなことを踏まえつつ、今年は2019年の新年会で、唯一僕が定期的な飲み会に参加している集まりの3人(僕以外の2人を「M」「C」とする)で、Mの「フェス行ったことないから行ってみたい」という一言により、M、C、僕の3人での参戦が決定。
Mがフェス初参加ということもあり、「野外」「快適」という条件を優先し、JAPAN JAMへの参加が決まった。
社会人になってからは、開催日の選択は出演のブッキングというよりも、仕事がない日かどうかで選んでいくようになった。行けば大体楽しめるので、あまりブッキングはこだわらなくなってきた。
今回も確実にお休みであろう5月5日の参加ということを1月の半ばには決定し、その後の詳細を待った。
出演アーティストと日割りが2月に発表されて、念願の東京スカパラダイスオーケストラ、2年ほど見る機会がなかあったサンボマスター、去年のRock In Japan Fes.でかっこよかったゲスの極み乙女。など、個人的に楽しみなラインナップが揃った。
当日は朝が早いため、千葉の自宅に3人で集合し、前夜祭を行い、当日を迎える手立てに。
ちなみに、このメンバーは毎年正月とGWに定期的に飲み会を行う僕にとってほぼ唯一定期的な付き合いを維持しているメンバーだ。フェスは行って帰ってくるだけのライブと違い、「空間」「時間」といった「間」をシェアする比率が高いため、一緒に行くメンバーはとても大事だ。
そして、その「間」をシェアするために、前日は僕なりの「JAPAN JAM 2019を5億倍楽しむフェス講座」を自宅にて開講。
本来30分ほどの講義予定であったが、プレゼンの水分補給のために用意したドリンクが「ビール」「ワイン」「ストロングゼロダブルメロン」「日本酒」「ZIMA」「りんごジュース」「ビール」であったため、思考がいつもより鈍り、2時間半に及ぶプレゼンになってしまった。
要点をまとめると、「日本におけるフェスの歴史」「各アーティストの見どころ」「ライブ中の注意点」そして、最も重要なのが「フェスを白けさせない1G4F」である。
なお、1G4Fは料理のさしすせそ並みに重要な意味を持つため、この場でも説明を加えておきたい。
1G4Fは自分の好みでなかったアーティスト、あまり刺さらなかったステージ後に、白けたコメントをして周りの人の思い出を汚さないためのマジックワードである。
夏フェスに行く人はとても大事なので、以下をスクショするか手のひらに書く、あるいはタトゥーを掘るなどをして記録をしてほしい。
「ギターかっこいいね」
「ファン的にはどうだった?」
「フルで聴くとまた違うね」
「フランスとかで流行ってそう」
「フェスっぽいね」
とりあえず自分が白けたときはこのどれかを言っておけば一緒に行った人も周りの人も不快な思いをさせずに済む。
今回も僕らは合言葉としてこの1G4Fを胸に当日を迎えた。
JAPAN JAM当日。
駅で歯を磨き、電車内で結ばない靴紐に変え、会場へ。
また、キャッシュレスで1日過ごせるかどうかも試したかったので、予算の全てをPASMOとSUICAにチャージ。
若干どきどきしたが、時代を感じつつ、蘇我駅に到着。
蘇我駅からは蘇我スポーツ公園に向かう人だかり。ロックフェスの街の朝の景色にテンションが上がり、そのまま人混みを写真に写し、インスタへアップ。
ちなみに普段俺はインスタをしないが、応援しているものに関してはインスタに写真を載せている。
たとえば、Jリーグや音楽のライブは収益に貢献するために写真を上げている。
しかし、ここで一つ目のミスを起こしてしまう。
普段インスタを上げないため、仕様に慣れておらず、誤ってここ5年ぐらい会っていない先輩にDMで人混みの写真を送ってしまうという痛恨のミスを犯す。消し方もわからなかったため、1週間後の今になってもそのままDMは残っている。
インスタミスを経て、会場には9時半に着き、チケットとリストバンドの交換を済ませて場内へ。
去年の夏はグッズで30分ほど並び、大幅なタイムロスを喫してしまった反省があったが、今回は並んでから3分でグッズを購入。
ちなみに、去年の夏では、並んでから注文のタイミングでお目当てのTシャツの売り切れを知り、そこからまたすぐ選びなおしたが、そのタイムロスが積み重なって、長蛇の列ができていたという説を唱え、アンケートに「どのグッズが売り切れているか一目でわかる大きいモニターなどを設置して注文時に再考する時間削る工夫がほしいです」と記入したところ、今回は大きなボードに売り切れが表示されていて、ステージを見る前からまず感動した。
そして、3人でTシャツ、タオル、サングラスを揃え、準備を整えた。
なお、フェスでサングラスを買うのは始めてである。
正直、ステージ前方で見るときはサングラスは危険なので、クロークに預けることにしていたため、ほとんど意味ねえな、まあ記念だな、しゃーねーなと思っていた。
クロークは1つの袋につき1000円なので、1人333円で預けられた。
出し入れ自由だったので、2、3回ほど出し入れができた。
そして、最初に見たステージはサンボマスター。朝ごはんでケバブを食し、生ビールを一杯入れた状態で一発目のライブへ。
サンボマスターを見るのは2年ぶり。YESのツアー以来。
この日のサンボマスターは、「世界を変えさせておくれよ」から始まり、一曲目から後部からの圧がかかり、ステージ前方へ押される。
人生初ライブのMを横目で心配しつつ、Mの手本にならなければいけないという使命感が芽生え、目を142%ぐらいで見開き、「世界を変えさせておくれよ」を叫び続ける。
その後、「できっこないをやらなくちゃ」「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」などの代表曲が続き、朝イチだったものの、3曲目ぐらいで声を枯らしてしまいながら、目を見開きながら歌い続けた。
昨年、チアダンの主題歌になっていた「輝き出して走ってく」では長めのMCがあり、話の流れから曲が始まったタイミングで涙がこみ上げ、タオルで顔を覆う。Mに背中を叩かれながら涙目のままサンボマスターのステージが終了。
ステージ終了後、
僕は感動と疲労で芝生に横になる。
「思ってたより楽しかった!」と、Mの人生初ライブが楽しいものになっていたようで、まず一安心する。
フェスに初めて参加する人と一緒に行って、この言葉が聞けるのが何よりうれしい。
そして、Cの号令により、12時に昼食のため、フードエリアへ。
ちなみにこの日はCがスケジュールの全てを掌握し、それに盲目的に従った。
Cは僕にはないスケジュール管理者としての適正を多く持っている。
例えば
・時間を守れる
・お金の計算ができる
・社会人としてのマナーをわきまえている
・気配りができる
・他人のために動ける
・慣れない路線の乗り換えができる
・飲み会を主催することができる
・主催した飲み会の参加者の不満なく会計を済ませることができる
・同じ会社に3年以上続けて勤められる
など、僕にはない能力ばかりだ。
このような能力を備えたメンバーとフェスに行くと心強い。その日の僕はランニングのときに腕に巻くホルダー以外カバンも時計も外していたが、何の不自由もなくフェスを楽しむことができた。
「いちごけずり」とグレープフルーツサワーという、女子力のある昼食を終えた12時半ごろ、雨が降り始めトイレの横の雨やどりスペースに人が集まる。
テント付きの食事スペースにも若干の空きがあったので、そこで食事を済ませる。
本来きゃりーぱみゅぱみゅを見る予定だったが、雨のゴタゴタ、オムそばを食べるCに触発されたMもオムそばを買いに行き、食べるといった天災と人災が重なり、きゃりーは最後の2曲ぐらいしか行けていない。
だが、その時点で雨が降ってきていたので、それどころではなかった。
最後の曲で走ってステージを去るきゃりーしかきゃりーの印象がない。
その後、雨が強くなるという予報があり、15分遅れるというアナウンスが発表され、隣接のフクダ電子アリーナへ避難。
このとき、多くの人がフクダ電子アリーナへ避難したが、客席にもまだ余裕があり、もっと雨が降ってきて避難する人が増えても濡れずに過ごすことができそうだった。
野外フェスで雨に見舞われたのは初めてだったが、一時的な雨であれば問題ないということがわかった。
雨がそろそろ止んできたねというタイミングで、スキマスイッチのステージ前へ。
ステージ全体を見渡せる位置を取り、サウンドチェックからライブまで、たっぷり味わうことができた。
「奏」と「全力少年」以外は知らない曲だったが、ドラム、ギター、ベースに、ピアノ、キーボードという鍵盤2人構成が新鮮で聞き応えがあった。
ちなみに、その感想として、
「スキマスイッチ見て思ったのは、鍵盤2つのバンドでベース弾くのめっちゃ楽しそうということ。。。そして聴く方も聴きどころ多くて楽しい。知らない曲も耳に馴染む。」
と、ツイッターにつぶやくと、まさかの「11リツイートと53いいね」という、僕のツイッター史上最多の反響があり、とても驚いた。
キャッチーな写真を上げたわけでもおもしろいことを言ったわけでもないのに、ここまで反応があるとは、スキマスイッチのファンはミュージックラバーな方が多いのだなと感動した。
andropはCが見たいと言っていたアーティストだ。
僕は何も知らなかったので、数曲予習をして臨んでいた。
この時点で15時ごろだったため、疲れもあり、芝生にすわり、後ろの方から眺めていた。
そこで、サングラスの存在をふいに僕は思い出した。
1500円もして一度もかけないのはもったいない。
サンボのあとに取りに行ったけどクロークが混んでいたので後回しにしたが、そろそろ日差しも戻ってきたし取りに行こう。と思い立ち、1人でクロークへ。
クロークへ行く途中、キュウソネコカミのステージがちらりと見えて、曲も耳に入る。
キュウソは数曲聞いたことがある程度で、あまり今まで聞いてこなかったバンドだ。
クロークに立ち寄った帰りに、サングラスを手にandropのステージに戻ろうとするときに、せっかくなのでキュウソのゾーンへ入ると、人も多く、シンセサイザーがの入ったキャッチーなサウンドに足を止められた。2曲ぐらい聞いたところでそろそろ戻らねばと後ろ髪引かれる思いで戻っていく。
そして、2人と合流してもまだ後ろ髪引かれ続けていたので、
「ちょっと、俺、キュウソ見てくる」とCに告げ、立ち上がる。
「俺も行くわ」とはならず、Cは「うぃーっす」と微動だにせず。
この感動を共有したいという気持ちがあったため、1回目のキュウソ宣言が聞こえていた距離にいたMにも、
「ちょっと、俺、キュウソ見てくる」
「私も行こうかな」とはならず、
「行ってらっしゃい」
一瞬胸にバスドラムが鳴ったが、小走りでキュウソのステージへ。
ステージ移動は1分ほど。
お客さんがすでにとても楽しそうで、期待を胸にに聞いていると、とにかくおもしろい。
キャッチーなメロディに乗せて、不意に放たれるサビの歌詞が「蘇我入鹿見ているか」「蘇我入鹿そこにいるか」というシュールな歌詞。
演奏がかっこいいので余計におもしろい。
移動してきて3曲ぐらい聞いたが、おもしろすぎて圧倒された。1人で見てたけどずっと笑って見てるという状態に。
フェスの翌日に気になってキュウソの曲を聴いたが、「The Band」という曲を1日で4回聞いて4回とも涙目になって、「笑いも涙も一曲の中で作るってどんだけすごいんだ」と心から尊敬の念を覚えた。
キュウソに圧倒されていると、Cから連絡が入り、喫煙所に移動しているからそこで合流という号令がかかった。
次の17時のスカパラからは大トリのalexandrosまでゲスの極み乙女を挟んでぶっ通しなので、ここでまた食事のタイミングとなった。
フェスでこんなに健康的に3食取ったのは初めてだ。
水分補給の「ピンクジーマ」とコムタンクッパを食べ、またステージへ戻る予定だったが、ここでCとMからインスタの使い方について、痛烈な批判を受ける。
その日の僕は夕方までに7つの写真(結ばない靴紐の写真、駅からフェス会場の人混みの写真、喫煙所でタバコを吸うCの写真、サンボマスターのライブが始まる直前のCの表情の写真、オムそばに並ぶCの写真、いちごけずりを食べる自分とMの自撮り写真、雨宿り中のCとMの写真)をインスタに上げていたが、これが問題となったようだ。
休憩所で豚肉丼を食べているCを撮影し、インスタに上げようとすると。
M「インスタ上げすぎ」
僕「え」
C「さすがに多い」
M「インスタは普通何枚もまとめる。うざい人になってる」
僕「え」
C「ストーリーにして」
僕「消えちゃうじゃん、あれ」
M「インスタにもマナーがあるの。みんなそういうときはストーリーだよ」
僕「おかしい。そんなのおかしい。だって普段俺インスタやらないから何週間分の写真上げてるだけ」
M「そういう問題じゃない」
僕「上げてる枚数が少ない。こういう日のために普段セーブしてる。だから上げ続ける」
C「だいたいなんで他人の写真なんだよ、自分の写真にしてよ」
僕「俺の写真ない。だって2人とも撮らないじゃん。送ってよ」
C「お前のフォローを外す」
僕「わかった、じゃあ、自撮りする」
M「もう上げないで」
僕「仕方ない。充電も減ってきたし。」
C「理由が不純なんだよなぁ」
こうして、インスタの更新制裁措置が下り、外部への発信が限定された中、スカパラへ。
前方でステージを見るためにサングラスを預ける。
スカパラはずっと見たいと思っていたので楽しみにしていたが、
拍車をかけるように、開催3日前ぐらいにさかなクンのゲスト出演が決まり、
個人的には最も楽しみなアクトだった。
まずはスカパラがスタートで2曲演奏。
2曲目は「スキャラバン」という曲だったが、大学生の頃に聞いていた「Walkin‘」という曲と勘違いし、そのまま「Walkin’」いいわー懐かしいわーと、脳が暴走し、終演後、スカパラのバリトンサックスである谷中敦さんのTwitterに痛恨のリプライを飛ばしてしまう。
「待望の人生初スカパラ見られて幸せでした!バリトンサックスのお色気ムンムンな音色にやられてしまいました^_^ Walkin’が聴けて感動しました。最高の時間をありがとうございました!」
このツイートは現在もリプライ一番乗りのため、谷中さんのツイートの直下、最上位に君臨し続けている。
スカパラ2曲の後、
「Paradise Has No Border」のイントロが流れる。
会場の盛り上がりとともに、
メンバーに紹介されたさかなクンが登場。
ステージを左右に移動しながらスカパラメンバーと氷結のCMで有名なフレーズを何度も奏で、最高の盛り上がりに。
一曲だけの共演かと思いきや、
「およげ!たいやきくん」をスカパラと共演。
「2曲も練習したのか、すげーな」と思って見ていると、
なんと、スカパラのヒット曲、「銀河と迷路」も再びサックスを持って参加。
衝撃の3曲参加で、会場の雰囲気も最高に。
その後も新曲や「DOWN BEAT STAMP」などの曲で盛り上がり、スカパラのステージが終了。
テンションが上がりすぎて、一緒に行ったM、Cとハイタッチと握手を交わし、キリスト教信者ではないが、十字を切って天に祈りを捧げた。
その後、ステージの後ろにあった一番搾りブースに直行。
別に今飲まなくてもいいやという2人を横目に「スカパラに乾杯を!」と見えないグラスと乾杯し、ビールを飲み干す。
いよいよ日も暮れかけて、
ゲスの極み乙女。のステージを見た後、
大トリ、[alexandros]のステージへ。
[alexandros]は正直、ワタリドリもあまり聴いたことがないというレベルの知識で、疲れ切っているからトリまではあんまり見ても盛り上がれないかなぁと思っていたものの、どの曲も最初に聴いた人でも盛り上がれるのと、演奏と声がとにかくかっこいい。
「まさしくロックスターだわぁ」と大トリにふさわしいステージを見せつけられ、使い切っているのどの最後の一声でコールアンドレスポンスのコーラスに参加。同行者2人も脱落することなく最後までステージを見届け、アンコールのワタリドリ。
かなり後方から見届けていたが、ワタリドリは後ろの方の観客もみんな飛び跳ねて、その日のフェス最後の曲を楽しんだ。
花火を見届け終わった後、クロークの荷物を受け取り、蘇我駅へ。
僕「お二人にとって、今日のMVPは?」
C「スキマスイッチかなー。演奏がみんなよかった」
M「サンボマスターよかった」
とりあえずMに初フェスを楽しんでもらえたようで、
JAPAN JAMを選んでよかったなと思うとともに、
個人的にはスカパラがMVPで、キュウソネコカミがMIPだなと今は思う。通りがかりで楽しい音楽が鳴っていて、ステージに引き込まれ、日常に新しい音楽が加わるのがやっぱり僕のフェスの楽しみだ。
最終的にその日は20時50分ごろには蘇我駅から電車に乗ったので、首都圏の人にはアクセス的にも本当に恵まれたフェスだなと改めて思った。
「夏フェス」という言葉はもう市民権を得ているように思うが、
「春フェス」という言葉はまだまだ「夏フェス」ほど浸透していないように個人的には思う。
ただ、夏よりも気候的には過ごしやすく、体力勝負の音楽フェスにとって、参加がしやすいのと、千葉の「SUMMER SONIC」があるものの、「FUJI ROCK FESTIVAL」は新潟で、「ROCK IN ON JAPAN」は茨城などと、地方で夏の大型フェスが開催されるが、春の「VIVA LA ROCK」は埼玉、「JAPAN JAM」は千葉の開催。(もちろん地方でも大型の春フェスは存在する)
さらに、上記に挙げた夏フェスは概ね15000円程度のチケット代(駐車券や特典チケットの値段は割愛)となる。
「SUMMER SONIC」は15000円。「FUJI ROCK FESTIVAL」は18000円。「ROCK IN ON JAPAN」は14000円となっている。
春フェスは、JAPAN JAMが9400円でVIVA LA ROCKは10000円だったので、夏フェスよりは安い。
「気候」「地理」「価格」と、春フェスには参加のしやすさがある。
今ぐらいのスケール感を保ちつつ、GWにフェスに行く選択肢がもっとメジャーになり、音楽業界が盛り上がることをミュージックラバーとして願ってやまない。