「タクシー運転手 〜約束は海を越えて〜」を見てみた
タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜 - 映画情報・レビュー・評価・あらすじ | Filmarks映画
池上彰氏の番組で言及されていた、韓国で大ヒットした映画「タクシー運転手」
光州事件という、1980年の韓国で起こった民主化を求めて民衆が蜂起した事件をモチーフにした作品です。
僕は光州事件を全く知らなかったのですが、40年前の韓国で、今のシリアのような、政府が国民に銃を向ける事件が起きていたのだということにある種の新鮮さを持ちながら見ていました。
ストーリーとしては、タクシーの運転手が、高収入を条件に、光州事件の取材を求めるドイツ人の記者を軍の通行禁止をくぐり抜けて現場まで届け、現場で光州事件を思いがけず目の当たりにするというストーリーです。
手に汗握る展開で、戦場から送られてくる情報などは、命がけでそれを届けようとする誰かがいて成り立つものだという事実を改めて認識し、
肯定的な見方をすれば、この事件を題材にした映画が公開されたということは、人類が少しだけ前に進んだということなのかもしれない。
いつか、近いうちに、
シリアを題材にした映画が公開されて、当時のことを知らない世代が、こんなこともあったんだなぁと思えるような未来になることを願わずにはいられません。
もちろん、美談ではなく、事実として語り継がれることを望んでいることは言うまでもないですが。