とりあえず残しておこう -緊急事態宣言1日目-


緊急事態宣言1日目。

人生で初めての経験で、きっと今後はない(と思いたい)緊急事態宣言。昨日4月7日に発令されて、今日4月8日の24時から効力を発揮。ポジティブかネガティブかは置いておいて、いずれにせよ、貴重な経験であることに変わりはないと僕はこの事態を捉えている。

いつになるかわからないけれど、そういえばあのときはどうしてたかなあと、振り返りたくなったときのために、これから毎日、緊急事態宣言が解除されるまで、日々のことを綴ろうと思う。

映画「この世界の片隅に」で、教科書には乗らない、戦時中の一市民の生活が描かれたように、僕の身の回りのことを僕の目線で書いていく。

とりあえず、将来この日々のことを読んで、現時点で20歳ぐらいの自分に対して抱くような「ああ、あの頃の自分はこんなこと考えていたんだなあ、頭悪いなあ」になるか、15歳ぐらいの頃の自分に対して抱くような、「あの頃の自分はわりかしセンスあるなあ」になるかもしれない。どちらにせよ、非常事態ほど、人間性が浮き彫りになるので、自分の経験を残しておこうと思う。

 


とりあえず、今日は緊急事態1日目。

今日から休業扱いで、働いた分は報告すればその分手当てを出してくれるというとてもありがたい状態で初日を迎えている。

 


朝はとりあえず現状把握のために昨日の安倍晋三首相の緊急事態宣言の会見を見て、その後、「なぜCOVID 19はここまで世界に蔓延したか?」というテーマのTED Talkを見た。

案外、テレビやネットのフィルターを通さずに首相の言葉を聞くと、理解できる部分も多くて、金額の大小などは今のところ想像がつかないからいいのか悪いのかわからないけれど、企業への助成金や一世帯30万円の給付や子どもを持つ世帯への追加補助や電話での初診の解禁など、ポジティブに受け止められることもあったと思う。

個人的には「ジョギングや散歩は何ら問題ない」という言葉が一番刺さった。今までもジョギングはしていたけれど、首相のお墨付きでジョギングができる。

 


そのあとはスーパーマーケットへ行き、食材を買い、昼はペペロンチーノを作った。

 


結局、15時過ぎに食事をとって、15時半から19時半ぐらいはもろもろ仕事の連絡をしたり、対応をしていて、案外家でも仕事ってできるんだなあと感じたし、むしろ、イレギュラー対応がなく、誰かに話しかけられることもないので、流れるように時間が進んでとても心地よかった。

 


夜は星野源さんの「うちで踊ろう」のベースとコーラスを考えていたら、あっという間に21時になったので、コブサラダを作って食べた。

 


22時ぐらいからは映画「恋は雨上がりのように」を久々に見て、あっという間に24時に。

 


明日は何が起こるかわからない状況だけど、今日はとても心穏やかで、何のストレスもなく、一日が終わった。

家で仕事なんてダラけてできねーよと思っていたけれど、案外スイッチが入れば、むしろ職場より集中できるということに気付いてしまった、なかなか重要な日だったかもしれない。

 


明日は音楽仲間K氏とビデオ通話で日本とマレーシアを結び、音楽を語る会を夜に開く。

 


Hayato