「ドーハの悲劇」前半のカズのゴールを見て思う -緊急事態宣言34日目-
久々に自粛前の勤務体系のような働き方をした。
思いっきり昼間に働いて、夜は何も考えずにリラックスした時間を過ごす。
夜は風呂でJohn Coltraneを流しながら、「となりのイスラム」を読んで、風呂上りにビールと餃子、キャベツ、グレープフルーツととも1994年W杯予選のいわゆるドーハの悲劇と呼ばれるイラク戦の前半を見た。
今や解説者や監督になっている選手たちの現役時代のプレーが見られて新鮮で、何より、前半は6分にキングカズのゴールで日本は先制する。クロスバーに当たったボールの跳ね返りをヘッドで押し込む、まさに決めるべき人にボールが転がってきたというようなゴールだ。
このときのキングの年齢は26歳。今の僕と同じ。
「人生は短い」とよく言われるけど、キングのゴールを見て、このときから何十年にも渡ってなぜかキングのところにボールが転がり、ゴールを決め続けてきた。
カズはこの後、イタリア、クロアチア、オーストラリアなどでプレー。
シドニーFC時代にはクラブW杯に出場、2011年には東日本大震災後のチャリティマッチで日本のサッカー人に希望をもたらすゴールを決めている。
そして記憶に新しい2019年にはJ2最終節、チームを14年ぶりのJ1に昇格させる試合でピッチに立っている。
それを思うと、26歳で日本を背負い活躍しているキングを見て、26歳なんて人生のピークではなく、意外と「人生これからだな。しかも活躍できる時期って心持ち次第では結構長いな」ということを考えた。
もっとサッカーのことを考えるかと思ったけど、そんな風にこれからのことをぼーっと考えながら試合を見ていて、前半が終わった。
後半は先日見た映画、「ドーハ1993+」の話も踏まえて見ると色々な発見がありそうだ。
いい気分で見られるように1日を全うしよう。