「J1 31節 横浜F・マリノス VS コンサドーレ札幌」観戦してみた

普通の会話に支障が出るほど喉を潰してしまった。


11月9日。

J1の第31節、横浜F・マリノスVSコンサドーレ札幌

 


ラグビーW杯の影響で日産スタジアムが使えない時期もあり、

今年は通常より多くニッパツ三ツ沢球技場での試合が多く行われたが、その三ツ沢での試合もこの日で最後。


チケット完売、満員の三ツ沢で最高の雰囲気でゲームが行われた。


最近はバックスタンドで試合を見ることが多く、

バックスタンドの楽しさを見出していたが、

久々にゴール裏に入って感情的にサッカーを見ようと思い、

開場前に到着し、席を求めた。

 


7月はサポーターズシートで買ったものの、

ゴール裏は満席で、マリノスの応援席と反対側のゴール裏での観戦を余儀なくされていた経験があった。

今回も開場30分前ぐらいに着いたが、びっしりと人がゴール裏にいて、バックスタンドや反対側に行く人も出始めていた。

これはまた反対側に行くことになるぞと思い始めた。

最後にもうひと通り見てなかったら諦めようと全ての席をチェックすると、1席だけエアポケットのように空いている席があった。

ここ空いていますか?と偶然知り合いに街であったときのような驚きと喜びの表情で聞き、空席確認ができたので、そこで着席。

 


その日はアップと試合の間に僕の好きなチャントを歌う場面があり、

その時点ですでに涙目になっているほど、

久々の優勝争いの雰囲気を楽しめた。

 

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三ツ沢は選手も雰囲気が良いと言うが、

サポーターとしても、選手が近いので、

本当に声が届いている感覚になり、

共に戦っているという感覚が異常に高まる。

 


試合中はゴールシーンが4回あったので、

ゴールが決まるごとに周りの人たちとハイタッチを交わす

さっきまで知らなかった人をつなぐサッカーの力を毎回感じさせられる人生の中でも最高に幸せな瞬間の一つだ。


優勝争い中なので、プレーが途切れるとスマホを見て他会場の結果を見る人が多い。

僕も大声で歌い、飛び跳ねる傍ら、TwitterJリーグ公式アカウントのツイート通知をオンにしていたので、どこかの会場でゴールが決まると、画面上にスコアが表示されるように設定していた。

普段、知らない人に自分から声をかけるということは、

イベントにおいても、道がわからなくてもほとんでしない。

だが、この日は隣の2人組がずっと白いまま変わらない画面を見ていたので、数分前に得た「鹿島が失点した」というホットな情報を誰かと共有したいという気持ちに溢れていたので、血走った目と表情で、

「鹿島負けてますよ」と伝える。

「うぉーー!」とはならず、それは知っていたみたいだったが、

「F東(FC東京)勝ってますよね?!」

「はい!F東は勝ってます!」

と、なかなかレアで一体感のあるコミュニケーションがあった。

三つ巴の優勝争い3チームの同時刻キックオフ。

まだあと3試合この緊張感を味わえるとは、

やっぱりリーグ戦って楽しいなあ。

 

最近は1人でサッカーを観に行って試合で気づいたことをノートにメモしまくる観戦スタイルを確立しかけていたが、

1人で行くならゴール裏は最高に楽しい。

友達と見に行って試合見ながらいろいろ話すのはおもしろいが、1人だとやはり考えの広がりに限界が出てしまう。

2人以上はどこで見てもおもしろいけど、応援するチームの試合を1人で見るときはゴール裏行った方がいいなあ、と今年色んな観戦スタイルを経験して思った。そもそもスポーツに求めるのは感動だし、知識も分析も感動を作るための手段であって目的でないから。

 

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試合はマリノスが4−2で勝ち、2位浮上ということで、

FC東京との勝ち点差は1

そして、何の巡り合わせか、

終戦は現時点での1、2位直接対決

FC東京をホームで迎える。

 

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サッカー普段見に来ない人も是非来てねといいたいところだが、

7万人収容のスタジアムの開催にもかかわらず、

チケットはすでに入手困難

現在はJリーグ公式チケットサイトから購入することはできない状況だ。

 


僕はギリギリのところをコンビニでチケットを買えたので、

この貴重なシチュエーションを味わって来たい。


最後にマリノスがリーグ優勝したのは2004年。

僕は小5だった。

それから歳をとりすぎてしまったが、

つかず離れず、関東を離れたときも毎週の試合結果を気にしてきた。

全てはあの小4、小5で味わった優勝の感動を味わうためだったかもしれない。


待ちきれないようで、ずっと浸っていたい1ヶ月を色んな情報に触れながら楽しんでいきたい。

 

Hayato